3つ年下からの教訓

歳を重ねるごとに私達は何かしらのことに意見を持って、自分と考えが違う人とは関係を遠ざけようとしたり、「この人は分かってない」と言って見下したりします。

私も今、そうなってしまっているなと実感しています。

長年ラジオ番組での司会を務めてきたセレステ・ヘッドリーはTED talksで「現在では歴史上かつてないほどに人々が二極化し、対立していることがわかりました。みんな妥協しようとせず、聞く耳を持たないのです。
と話していました。

確かに意見を持つことは、自分という立ち位置を確立する上で大切なことです。

しかしこれから出逢っていくであろう出来事を全て自分の意見や考えのみで判断して行くのは、それって少し傲慢で、勿体ないと思いませんか。

そう感じたのは先日、サークルで英語スピーチ大会予選のジャッジを務めた時でした。

印象に残ったのは、3つ年下のアミ(偽名)のスピーチ。彼女は英語の発音は完璧じゃなくても、パワーあふれる声や感情が宿った表情で聴衆を惹きつけてくれました。

最も驚いたのはその後のことで、
もう既に素晴らしいスピーチを見せてくれたのに、誰よりも懸命に先輩からのアドバイスをもらおうとしていたのです。

自分の持っているスキルやスピーチのやり方に固執せず、周りから学ぶことがもっとあると思う姿勢。

この姿勢が当時1年生だった自分にあったら、どんなにも今成長できていただろうかと感じました。

もし今、自分が誰よりもできていて、周りからは何も学ぶことがないと感じていたり

自分が誰よりも知識が豊富で、意見により信憑生があると考えている人がいたら

一度謙虚な気持ちになって
アミのように、周りに学びの可能性を与えてみたらどうでしょうか。

By Shelly


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